厩の倉庫

いさや#1924

クエスト天体配列ドルイド

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エスト天体配列ドルイドについて語りとうございますので語ります。

 

かつてまだアヴィアナが9マナだった頃、ワイルドでは天体配列ドルイドが暴れに暴れまわった時期がありました。

当方はアヴィアナもクンも持ってなかったのでスタンに避難しておったわけですが、傍目に見てて「こいつぁひでえや」と心底思ったものでした。

アヴィアナ、クン、メディブ、天体配列者が一斉に並んで7点AoEをぶちかます上に、そのコンボパーツがサイコメロン1枚で揃い、しかもブランで打点はさらに加速するというチートっぷり。ああひどい。

その惨憺たる環境はアヴィアナのナーフとともに終焉を迎えたものでした。

 

それから時は流れて2019年11月6日。

「激闘!ドラゴン大決戦!」のリリースを前に、次拡張からカードが1枚一足先にお目見えしたのです。

【サスロヴァール、9/5/5:雄叫び:味方のミニオンを1体選択し、そのミニオンのコピーを手札とデッキと陣地にそれぞれ1体ずつ追加する。】

初めて見た時の率直な感想は、「浪漫はあるけど流石に重い」でした。

 

しかしふとあるときに、「クンと組み合わせれば0マナで増やせる」という文言を見た瞬間、私は天啓を得たのです。

これでクエスト天体配列ドルイドが完成すると。

 

 

数日前、「何かクンで悪いことはできないものか」と考えていた折に、クンと無貌レイジャーと天体配列者で綺麗に10マナで天体シュートが発動することを発見しておりました。

エスドルイドというデッキはクエスト達成後の強烈な動きで盤面を制圧していくデッキですが、おおよそ形が完成していることもあって、AoEは星の雨2枚と薙ぎ払い2枚が相場でありました。

さらに元来ドルイドが横並べの対処を苦手とする特性を持つことから、AoEを上回る横展開に対してはどうしても盤面のミニオンで対処せざるを得ない事態に陥りがちです。

しかしこの天体配列コンボは、まだその概念が世間に知られていないこともあって、確実に相手の不意を突いて、かつ一気に盤面を取り返すことができるという、極めて画期的なものでした(※個人の感想です)。

 

そのポテンシャルに魅了された私はクエスト天体配列ドルイドの研究を進めました。

無貌レイジャーと天体配列者をピン刺しにするとコンボの発動が極めて不安定になる反面、無貌レイジャーと天体配列者を2枚積んだところで天体シュートを2回決めるためには、何らかの手段でクンを2回使わなければいけません。

発見に頼るには不確実性が高く、酒造大師で戻そうとするならばソーリサンでのアシストは必須。すなわちコンボパーツが多すぎる上に隙が大きいのです。

ならばいっそデッキを引き切る前提でエリーズと銀行家で増やし続ける構築も検討しましたが、「そこまでやるならもうマリゴスでええやんけ」という脳内ツッコミが嵐の如く吹き荒れておりました。

要するに、クエスト天体配列ドルイドファンデッキの域を出ないオモチャだったのです。

 

その壁を破ったのが、サスロヴァールでした。

クンを手札とデッキに1枚ずつ混ぜることが意味するものとは何か。

それ即ち、確実にクン無貌レイジャー天体配列者のコンボが2回発動するということ。

ソーリサンや酒造大師を使ってやっていた苦労が、サスロヴァール1枚で解決したのです。

 

さらに嬉しい誤算だったのが、サスロヴァールが9マナだったことで、最高サイコメロンとも強烈にシナジーしたことでした。

サイコメロン1枚で天体配列者、サスロヴァール、クンという主要なコンボパーツが揃ってしまうのです。

 

そして実際回してみての更なる誤算は、クンをサスロヴァールで増やす動きそのものが普通に強く、それに対する相手の動きの返しとして、天体シュートが刺さりに刺さりすぎるということでした。

まず7/7が2体と5/5が並ぶ盤面自体が相手にとって無視できないものであるうえに、装甲が10付くので無視してリーサルを狙うにも遠い。

ならばと相手にできることは、一旦除去に回るか、ミニオンを並べて対抗するかのいずれかでしょう。

前者であれば天体配列コンボを使わずとも、追加の展開を行っていくことで勝負を有利に進めることができます。

そして後者であれば、天体シュートが一切を灰燼に帰して、合計26点パンチを相手の顔面に叩き込む展開となるのです。

そして万が一それすら返されたとしても、後続に2回目の天体配列コンボが控えているという盤石っぷり。

 

こんなん、気持ちよくないわけないじゃないですか。

 

 

ということで昨日から今朝の電車ストーンにかけてで、ランク10の星4からランク5まで、肌感覚16-4くらいで到達しました。

4敗の内訳は、

・ブン回りハイランダーウォリアー

・ブン回りハイランダーハンター

・ズーウォーロックで普通に轢かれた

・コントロールウォリアー相手に盛大に手札が事故った

というものでした。

ローグとシャーマンには負けた記憶がありません。

シャーマンに4Tウサギ進化された記憶もありません。

ただし5Tにフル盤面ウサギ進化されたことはありましたが、押し返して勝てました。

一度ハイランダーハンターに7Tブラン8Tラグナロス9Tサスロヴァールでブランをコピー10Tおかわりブラン、という憤死待ったなしな動きをされたときも、天体配列がどうにかしてくれました。

 

プライベートの都合で十分にHSをプレイする時間は取れないのですが、このまま続けていけばレジェンドも普通に行けるんじゃないかなあと。

そんな妄想と愉悦に浸れる、私にとってはとてもとても楽しいデッキです。

おしまい。